広島JPビルディングは約100年にわたり広島駅前の郵便局として多くの方々に親しまれてきた旧広島東郵便局の跡地に建つ複合オフィスビルとなります。隣接する広島駅南口広場では、官民が連携し、JR広島駅の建替えや路面電車の高架化による新駅ビル2階への乗り入れ、バス乗降場の増設などの広場再整備および広場や新駅ビルを中心に周辺街区へのペデストリアンデッキの設置が進められているエリアとなります。
広島の「陸の玄関口」である広島駅南口広場と一体的な景観を目指し、基本計画の段階から関係者と協議を重ねた上で駅前広場側をセットバックさせて都市に開かれた公開空地を整備し、駅前都市空間のオアシスとなることを目指して計画しました。
また、駅前広場とレトロな飲食店街として人気がある「エキニシ」とを結ぶ貫通通路や、広島駅自由通路を中心に計画されているペデストリアンデッキにより、JR広島駅や全国初となる駅ビル2階に設置された路面電車のりばと直結し、地区の回遊性一体性の強化や利便性の向上を図っています。
2階レベルでは駅ビル開業時に接続されたペデストリアンデッキからオフィスエントランスへ直結し、雨天等の際も快適でスムーズなアクセスが可能となっています。
