ページの先頭です。

ページ内移動用のリンクです。
ヘッダーメニューへ移動します。
本文へ移動します。
フッターメニューへ移動します。

進化するぬくもり

ヘッダーメニューはここまでです。

ここから本文です。

01

コンセプト

Concept

EXPO2025 WEST郵便局・EXPO2025 EAST郵便局は、「Pℓay!郵便局」というコンセプトのもと、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の東西入場ゲート近くに設置されました。郵便サービスのほか、体験型コンテンツやオリジナルグッズもあり、お客さまもスタッフも「PLAY!(楽しむ/遊ぶ)」する新たなスタイルの郵便局となっています。
局内にはユニークな形のポストや、最新技術と郵便文化が組み合わされた体験ブースが設置され、キャンバスのような白い空間はコンセプトを体現した手書きのような自由な曲線やポップなサインが彩ります。また、WEST局にはパビリオン出展者向けの私書箱を設置しています。郵便局としての機能やセキュリティ性は保持しながらも、いつもの郵便局にはない、遊び心のある「PLAY!」な空間となっています。
郵便局としては初の試みが多く、試行錯誤の中での設計となりましたが、その様々な検討過程も「PLAY!」の一部でした。

コンセプトビジュアル
WEST局ポスト
WEST局体験コンテンツ
WEST局外観
EAST局ポスト
WEST局体験コンテンツ
WEST局私書箱

02

プランニング

Planning

限られた建築空間の中に様々なコンテンツを落とし込むため、通常は1:2程度あるお客さま空間(ロビー)とバックヤードの比率を今回は1:1としています。事前に事業者と協議を重ねてバックヤード面積を極限までそぎ落としました。通常は室として設けている倉庫を壁面収納に置き換える等、必要最小限で機能的な空間となるよう、造作家具まで設計しました。
また、カウンターまわりも今回の事情に合わせた特殊な設計としています。混雑が予想されるカウンター業務を効率化するため、オペレーションの在り方を含めてカウンターバックキャビネット(物販在庫管理・引受郵便の処理等)を提案・導入しました。バックキャビネットの間には半透明のカーテンをかけて、ロビーの世界観とバックヤードを淡く区切っています。特徴的な曲面のカウンターは、アイコン的な役割をもつとともに、ロビー空間を広く確保するという合理的な形状をしています。全体のバランスと曲げの角度の最適を見つけるためパースや模型も作成しながら検討を行いました。

会場模式図
WEST局ロビー
WEST局カウンターバックキャビネット
WEST局バックヤード
模型による検討
関係者打ち合わせ

03

デザイン・ディティール

Design / Detail

ロビーの内装はコンセプト・コンテンツ設計者のデザイン監修のもと計画していきました。コンセプトビジュアルがカラフルで自由なラインとなり、ロビーに様々なコンテンツが設置されることが決まったため、その世界観が映えるような白を基調とした空間になっています。
中でもカウンターは象徴的で物理的なボリュームがある要素のため、こだわりのデザインにしています。バリアフリー対応・運営面(窓口機器の設置)の条件を満たしながらも、新しさやスマートな印象を与えるような流線形としました。表面材にはシームレスな人工大理石を採用し空間との一体感を演出しています。さらにロビーとバックヤードをセキュリティ的に隔てるためのカウンター脇扉は、カウンターを際立たせるため鏡面仕上げとして存在感を抑えたデザインとしています。その他、ロビーに面したバックキャビネットや私書箱、建具も存在感を薄めた白くシンプルな納まりとしました。
今回こだわったのはロビー空間だけではありません。スタッフにも「PLAY!」の世界観を感じながら業務を行ってもらえるように、バックヤードもロビーと色調を合わせたデザインとして郵便局全体で空間の統一性を図っています。

WEST局ロビー
WEST局カウンター
EAST局ロビー
EAST局カウンター

ページの終わりです。